チャンミン君と風太の日記

横隔膜ヘルニア

2011年7月26日 23:38コメント(0)

今日は16歳になった風太のお話です。

5月の連休明け、ワクチン接種のため病院に行った際、歯茎が腫れているから歯石を取ってあげたほうがいいですよ、と言われていました。

すでに2年ほど前に犬歯が1本抜けています。元気で健康に生きるには、おいしくご飯が食べられる事は基本ですよね。だから、できるだけ早く治療してもらわないと...と思いつつ早2ヶ月。

風太はとにかくキャリーケースに入るのが大々大嫌いなんです。格闘しているうちに、診療時間終わっちゃったよ~、ってなことも1度や2度ではないツワモノです。
ワクチン接種の際も激しく抵抗され、流血の末(もちろん、血を流したのは飼い主の方です)どうにか連行しました。

そんな具合なものですから、歯石除去は全身麻酔をかけての処置になるから予約が必要だと聞き、予約を入れても約束を守れない可能性も大いに有るなぁと、ついつい及び腰になっていました。

ところが、7月に入ってから食欲がガタッと落ち込み、ほとんどご飯を食べなくなってしまいました。口の中を見ると、左右両奥の歯茎が赤く腫れて、ところどころ出血している様子。暑さのせいもあるかもしれないけど、口の中が痛くて食べられないのかもしれない...。

カリカリは一切口にせず、好物の猫缶だけは口にしてくれるけど、ぷっくりしていたお腹のお肉がそげ落ちてしまいました。

嫌がろうが、血を流そうが、早急に病院に連れて行かなければ!!

で、連れて行きました。

術前検査の結果は
「腎機能が弱っている点を除くと、16歳という年齢の割には良い状態です」
と言っていただきました。そっか、若い子と同じくらい健康、とまではいかないまでも、歳の割には健康なんだ...。良かったねぇ~、と喜んでいました。

ところが...
レントゲン検査の結果、風太は「横隔膜ヘルニア」なるものを患っていた事が分かりました。

電話でそのことを聞いた時、腰痛持ちの私は「ヘルニア=腰が悪い」と連想したのですが、とんでもないことでした。

お腹の中は、心臓と肺が入っている胸腔と、胃や腸・肝臓・腎臓などが納まっている腹腔があり、これらを分け隔てているのが横隔膜なのだそうです。横隔膜ヘルニアというのは、何らかの理由で(先天性の場合と、事故などの衝撃による場合があるそうです)横隔膜が破れ、腹腔に納まっているべき臓器が胸腔に入り込んでしまうという病気なのだそうです。

風太と健康な猫ちゃんのレントゲンを並べて見せていただいたところ、風太は、健康な猫に比べ、肺が半分ほどしかありません。

でも...チャミが来る前は、一人で夜中の運動会を繰り広げていたし、チャミが来てからは、しょっちゅう走り回って追いかけっこしているんです。肺が半分量しかないだなんて...。

先生のお話では、ここ最近でなった事なら、苦しくて走り回ることなんて到底無理。おそらくかなり前に罹患していて、この状態が風太にとっては普通の状態になっているのではないか、とのことでした。

治療に関しては、16歳という年齢、体力が落ちている現状を考えると手術はあまりにリスクが大きすぎるということでした。もし、多大なリスクを冒して開腹しても、発症からかなり年月が経っている場合、臓器が癒着していて、元の位置に戻せないということも考えられる、とも。

横隔膜ヘルニアについて調べると、臓器が壊死する事もある、等など恐ろしげなことばかり目に付いてしまいます。これまで横隔膜ヘルニアなる病気の存在すら知らなかった私は、あまりに無知で、いたずらに気ばかり焦ってしまいます。

16年、大きな病気ひとつせず、健康でいてくれて飼い主思いのいい子だと常々思っていたけど、私が気付かなかっただけだったんだな...。

クヨクヨしても、風太が回復するわけじゃなし、獣医師の先生方ともよくご相談し、彼女にとって最良の道を見つけ出せるよう、探してみたいと思います!

もし、風太と同じようなケースの猫ちゃんがいたら、どのような治療をされたのか、お聞かせいただけると大変有りがたいです。お心当たりのある方、どうぞよろしくお願いいたします。

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チャミ君は元気です!
この写真、おやつをあげているわけではないんですよ。
頭を撫でていると、手をぐっと自分の方に引き寄せて、せっせとペロペロ舐めてくれるんです。
チャミ君の得意技、グルーミング返しです。
チャミは優しい子だね(*^^)

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