チャンミン君と風太の日記

穀象虫を退治する

2012年9月22日 17:30コメント(0)

昨夜降った雨が上がると、一気に肌寒くなりました。

暑さ寒さも彼岸まで
と言いますが、こんなにハッキリ季節が変わると、いささか驚きです。

まだ暑くて暑くてたまらなかった8月の末。頂き物のお米に穀象虫が発生していることに気付きました。インターネットで穀象虫の撃退法を調べ、休日の朝、穀象虫との戦いに挑みました。

もしかしたらまた再びまみえるかもしれないですからね、その時に役立つように、穀象虫の退治法を書き残しておこうと思います。

【準備したもの】

  1. 洗面器
  2. 底が平らで高さが10cm程の碗
  3. ザル
  4. ジャムの空き瓶(コップ、グラスなどでもOK)
  5. ティースプーン
  6. 新聞紙
  7. ビニール袋(スーパーで水気の多いものを入れる時などに使う袋でOK)

【穀象虫の退治法】

最初に、洗面器に水を張ります。そこに、碗をひっくり返して(糸尻が上を向く状態で)置きます。碗が洗面器の中でフラフラと泳がないように、碗を少し傾けての中の空気を逃がし水を入れます。碗の糸尻の上にザルを乗せ、ザルの中にお米を入れるので、洗面器に入れる水は、必ず碗の高さよりも下になるように調整します。

続いて、新聞紙をベランダの日に当たる場所に広げます。

洗面器から逃げ出した穀象虫がいたら、スプーンですくって処理できるように、空き瓶にも水をいれておきます。

下準備は以上で完了です。

お米をザルに入れます。このとき、ザルにたくさんいれてしまうと、穀象虫を見逃す確率が上がってしまいます。1度に篩う量は、2カップずつ程度が適量でした。

20120918-03.jpg


最初は、穀象虫を網目から落とそうとザルを篩っていたのですが、よく観察するうちに、穀象虫たちは、お米の中からワラワラと這い出て来て、自らザルの網目を潜り抜け、洗面器にダイブしていくことが分かりました。

20120918-04.jpg

表面に出てこずじまいの穀象虫がいないかどうか、お米の上下左右がひっくり返るようにザルを振り確認します。取りきれているようなら、広げた新聞紙の上にあけ、日干しします。

これをひたすら繰り返しました。

20120918-05.jpg

途中、汗で流れた日焼け止めを塗り直したり、水分補給のため手をやすめましたが、この段階まで進むのに、作業開始から3時間余りを費やしました。
洗面器の中には穀象虫の亡骸多数。割れたお米もザルの網目から結構こぼれ落ちていました。

20120918-06.jpg

その後2時間ほどベランダで天日干しした後、あらかじめ用意しておいたビニール袋にお米を小分けにし、冷蔵庫に入れました。
ちなみに、ビニール袋に小分けにしたのは、我が家の冷蔵庫が小さく、そうしなければ入りきらなかったせいです。

穀象虫の亡骸が浮かぶ洗面器及び空き瓶の水は、不織布の生ごみ袋で漉したあと、輪ゴムで袋の口を縛り、ビニール袋に入れてゴミ箱へ。
そうそう、水気を切っているときに、まだ息のある穀象虫が脱出を図りました。彼らの生命力を侮ってはいけなかったようです。次回は、水気を切るために放置する前に、輪ゴムをかけたほうがよさそうです。

▼これ、中身がキレイに空っぽになっているのが分かりますか?
皮一枚残して(お米に皮なんて無いので変な言い方ですが)空洞にするなんて、もはや芸術的・・・。

20120918-07.jpg

以上が穀象虫との戦いの記録です。

最初は背中に悪寒が走りましたが、徐々に慣れて来て、あっ逃げた!と思った時は、思わず指でつまみあげてしまうほどでした。
噛みつきもせず、向かってくるようなこともせず、飛びもしない。穀象虫は、おとなしい虫でした。

...と、見える限りの穀象虫を退治したつもりでしたが、夜お米をといでみると、2匹ほどぷかりと水面に上がってきました。取りきれていなかったのか、お米が冷える前に孵化したのかは分かりませんが、ちょっとガッカリ。

穀象虫にやられたお米は、上の写真のように中が空洞なので、水につけるとふわふわと浮きあがります。これは掬って捨てたほうが良いそうです。おいしくないんですって。

生き残り穀象虫と、穀象虫に食べられたお米を捨て、残ったお米を研いだのですが、これが・・・ことごとく割れてしまったのです。米粒の状態を保っているのはほんのわずかで、大部分がボロボロに割れてしまいました。

これを炊いたら、どんなご飯になるのかしら? 米粒がないお米って・・・。

1時間半後、ご飯が炊きあがり、お釜の蓋を開くと、なんとも不思議な光景が。
普通、炊きあがったご飯って、米粒が縦になったり横になったりして、表面がデコボコしているじゃないですか。そこに、空気穴(祖母はこれをカニの穴と言うのだと教えてくれましたが、今時はそんな表現はしないんですかね?)がポコポコと開いていますよね?
ところが、割れたお米はそうはなってくれません。
表面は見事に平らで、滑らかさの足りないお餅を連想させる、代物でした。

食べてみると、食感もお餅に近い感じです。
お餅にしては粘りが少ないのでうが、水加減が多すぎて軟らかめのご飯になっちゃった────というレベルとは明らかに異なります。

お粥でもなく、お餅でもなく、ご飯とも違う・・・不思議な食感になってしまいました。


なぜ、お米が割れてしまったのか、その理由は分かりません。
退治した穀象虫の数を見ると、すべてのお米を食べつくしたとは考えられないし・・・。
作業時間3時間+放置時間2時間という天日干しの時間が長かったのでしょうか?

もし、また穀象虫を退治する機会があった際は、天日干しの適正時間についても調べてみなくちゃ。

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