チャンミン君と風太の日記
夜中に猫が泡を吹いて苦しんだら...
風太の記録を取ろうと思いつつ...
残しておきたい症状が出ているときは、ちっとも記録できないのだから困ったのものです。
もう桜の季節も終わり、GW目前というのに、今さら「年末」の話です。
明け方4時ごろ、風太が嘔吐する気配で目が覚めました。
風太はよく嘔吐します(正確に言うと、嘔吐はしていなくて...吐こうとするものの、実際は何も吐き出せない、という状態)。
ぼ~んやりとした頭の中で「あぁ、また風太が人の枕もとで、ゲェしてるな・・・」と認識したのですが、じきに明らかにいつもと様子が違う事に気づきました。
間断なく吐き続けているのです。
すぐに起きて電気を付けたところ、苦しげに涎とも泡とも付かないものを吐く風太が目に入りました。
何度も吐いたらしく、風太お気に入りの毛布(元ひざ掛け)は、風太が嘔吐した泡だらけになっていました。
その泡は非常に粘度が高く、ティッシュで拭き取る際も、水を吸い取るような感じではなく、ネバネバをすくい取るような感じでした。
嘔吐し続ける風太は、立っているのも辛いのか、横になり、荒い息で口を開けながらの呼吸です。開いた口からはネバネバの泡が流れ続けます。
お腹をさすっても嫌りはしません。ただ、吐き気が止まらないらしく、起き上がって泡を吐き、横になって泡を流す...どう見ても異常な状態でした。
さらに、ヨロヨロと立ち上がり、フラフラしながらトイレに行きました。
どうやらウンチをしたいらしく、一生懸命いきんでいます。
でも、いきみながら吐き気を催すようで、前かがみになって嘔吐し始めます。
その挙句、立っていることが辛いのか、トイレの中にうずくまってしまいました。
頻りにお尻を気にするので見てみると、ウンチが途中まで出ていました。
寒い廊下に設置したトイレの砂でぐったりする風太の体に触ると、いつもよりずいぶん冷たい手触りです。ウンチを引っ張り出すようにつまみ取り、トイレットペーパーでお尻を拭いた後、抱き上げて、布団の上に戻しました。
その後も、風太は
>嘔吐する
>横になり泡を吹く
>トイレでうずくまる(ウンチをしようと努力する)
>水を飲み場に行く(飲みたいらしいのですが、飲めず、水の器の前でうずくまっています)
...を繰り返し、良くなる気配がありません。
かなりヤバイ状態です。緊急事態以外の何物でもありません。
かかりつけの病院が開く9時になるのを待って、駆け込みました。
風太の状態は...
胃にガスが溜まってパンパンに膨張してしまい、お腹まわりの血管をギュッと圧迫。
そのせいで血流が滞り体温がどんどん低下。
さらに外気の寒さが低体温化に拍車をかけた...とか。
具合が悪くなった原因は分からないとのことでしたが、胃にたまったガスを抜く、低体温症を起こした体を温める、応急処置をしていただきました。
胃のガスは、鼻の穴から入れたチューブを胃まで送り込み、ガスを吸い出すというものでした。
が、
風太が吐き続けていた、あの高粘度の泡が、チューブの中に入ってガス抜きの邪魔をするとか...。
2~3度繰り返し挿入し直し、ようやくガス抜きできた、というお話でした。
その日は、体を温めながら点滴を受け、半日入院。
夕方お迎えに行ったときは、表情もしっかりして、元気な様子でしたが、あと数時間遅かったら死んでいたかもしれない、と言われました。
ふぅ~~~~。
気になるのは、原因がわからないということ。
また、どういう順番で具合が悪くなったのか分からない点も気になります。
体が冷えることで機能が低下し、様々な症状が出たのか...
何故か胃にガスが発生(ギュルギュルと湧き出るような音がします)し、それによって様々な症状が出たのか...
ウンチをしようとトイレに行って、冷えたか、いきんだ弾みだかに具合が悪くなったか...
元気になったものの、原因が分からないので予防措置をとることもできないのが気がかりです。さらに「繰り返しこんな状態になるようだったら、詳しく検査しないとならないけど...」とのこと。そう、風太は、横隔膜ヘルニアのため、全身麻酔が必要な治療は命取りなんです。
とにかく、二度とあんな苦しい思いをせずにすみますように!!
(私の財布も大打撃を受けたことですし...)
と、思っていたのですが...
最初の発作(?)からおよそ2週間後、お正月休み明けに再びぎゅるるるるというお腹の音とともにあの発作が...。
前回は朝方4時ごろ状態が最悪だったのですが、今回は朝の7時ごろ、なんか様子がおかしいな、程度の段階で気づくことができました。
病院に朝いちばんで連れて行き、前回同様の処置をお願いしました。
そんな状態が1月2月とありました。
原因が分からないので、適切な対処法と言えるか確信は持てませんが、
泡を吹く前とその最中、風太のお腹は、きゅるきゅるるるる ぎゅるるるっる、と鳴り続けていました。
この音が聞こえたら、すぐに膝に抱き上げて毛布を掛け、体を冷やさないようにします。
続いて、ぎゅるぎゅるとなっているお腹をクルクルさすったり、ガスをつぶすようなイメージ優しく揉んでマッサージします。
こうするだけで、年末のようなひどい状態は避けられるようになりました。
とはいえ、マッサージや体を温めた事が良かったのか、だんだん春が近づき暖かくなったおかげなのか、処方していただいたステロイド剤が良かったのか...本当のところは分かりません。
ともあれ、3月初旬まで飲んでいたステロイド剤も今は飲まなくて良くなり、発作も起きなくなり、一安心です。
でも、また寒くなったら同じ症状が出ないとも限らないので、注意したいと思います。
ってその前に猛暑ですよね。
原始的な我が家は、クーラーが無いに等しいから、自然の風が吹いてくれないと、相当厳しいんですよね(>_<)