チャンミン君と風太の日記
新入り君です
来月で、風太が逝って丸1年が過ぎようとしています。
まだ1年なんですね、風太と会えなくなって。一緒に暮らした日々は、もっと遠い昔のような気がします。
チャミ君がお家に帰って、風太がいなくなって、すっかり猫っ気がなくなった我が家に、新入り君がやってきました。
ご近所に、毎年数多くの子猫の里親募集を行う方がいらっしゃいます。保護された猫ちゃんやペットとして飼われていた猫ちゃんが産んだ子など出自は色々です。ケージに入った里親募集中の子猫が外に置かれているので（もちろん、ちゃ～んと監視下にありますよ）、道路を往来するたびに、その子たちを見ることができるのです。
そう、見ちゃうんですね。
で、夫が見たワケです。チャミ君と同じ模様の愛くるしい目をした彼を...。
チャミ君を可愛がって夫ですから、同じ模様の彼を見て、ハートを射抜かれちゃったのは想像に難くありません。
夫「新しいのが出てたぞ」
と、一言。
翌日、どんな子がいるのかなぁ。風太と同じ三毛ちゃんはいるかなぁ、といそいそと出かけて行きました。
ケージには、2匹のキジトラ君たちがいて、片方の子が、一生懸命自分より一回り小さな子のグルーミングを（半ば強引に(^^ゞ）してあげている最中でした。
かっ...可愛い♪♪♪ダメだ...。困った...。可愛すぎる...。
思わず「もう里親さんは決まったのですか？」と、声をかけてしまいました。
まだ貰い手は決まっていない事。体が大きな子のほうは、人に慣れていなくて、初めて猫を飼う人にはお勧めできない事。等々お話をお聞きし、連絡先を交換してその日は帰宅しました。
その事を夫に話すと
「だから可愛いのがいるって言ったじゃないか。早く貰って来いよ」...と。
ん～～
「新しいのが出たぞ」という短い一言は、
「可愛い子猫が里親募集されているから、お前見に行ってみろ。で、気に入ったら早く我が家に連れて帰ってきてくれ」と翻訳しなければならなかったとは...。省略するにもほどがあると思うんだけどな～。
ともあれ、夫の強い後押しを受け、風太がいなくなってから11か月ほど経過した2014年6月16日の夜に、新しい猫を迎える事になりました。
キジトラ君。男の子。名前はまだ無い。推定3か月くらい。母猫と兄弟（三兄弟だったそうです）を探しに探して一晩中大声で間断なく鳴く淋しがり屋です。人間に慣れていず、押し入れが唯一の安住の場所と思っているみたいで、彼が考える安全な距離のライン内に踏み込もうものなら、小さな体を丸めて「シャーッ」と威嚇します。
二晩目は、母猫を探す声があまりに哀れで...そっと抱いて撫でていたら、ゴロゴロ喉を鳴らしていました。これで少しは、落ち着いてくれるといいな～と思いながら撫で続けていると、ウトウトしてきて、あっ、寝ちゃうかな～と思ったのですが、私の手が目に入ったのか、顔が目に入ったのか、ハッと身を起こし、シャーと威嚇後、横っ飛びになって逃げて行きました。
「俺としたことが、何たる不覚」とでも言いたいのかしらん(^^ゞ
三晩目は、押し入れひきこもり生活を一部解除（？）。自ら押し入れの外に出てきました。
こちらの様子をチラ見しながらですが、ご飯を食べ、水を飲み、トイレも済ませ、一人遊びもしていました。
で、テレビのワールドカップ関連の映像で、実況が「ゴーーール！」（だったかな）なぞと張り上げた声に驚き、安住の地押し入れへ一目散に逃げ込んでいました。
まだまだビクビクしているし、シャーは止まらなけど、少しは慣れてきて一緒に遊べるようになりました。この分なら、1週間～10日もすれば、慣れてくれるんじゃないかな～と、楽観的な予測を立てています。
彼を救出・保護してくださった皆様、ありがとうございました。
私たちがこの子から貰う沢山の幸せを、この子にめいっぱい返せるよう、一緒に暮らしていきます！
風太「おかぁちゃん、アレ、かわいいねぇ。チャミが小さくなったみたいだねぇ」
私「うん。可愛いねぇ。ふぅが家に来た時と同じくらいだね。
ふぅが家に来た時は、丸2日間、一声も鳴かず、物も食べず、トイレにもいかず、じっと洗濯機の下に潜り込んで気配を消してたんだよ。」風太「記憶にございません」
私「どこにいるか分からなかったから、知らずに洗濯する所だったんだから。
あのまま洗濯機回してたら、大怪我するところだったよ」
風太「...記憶にございません」
私「新入り君は、一生懸命仲間を探して大鳴きするし、ご飯も食べるし水も飲むし、ウンチだって毎日ちゃ～んと出てるしね。同じ怖がりでも、ふぅみたいな強情っぱりじゃないと思うよ。ふぅが初めて声を出したのは、家に来てから3日経過した頃。空腹に耐えかねてか、ち～～～さな声で、みゃぅって鳴いたんだったよね～(＾◇＾)」
風太「......記憶にございません」
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